岡山市にある新見美術館が、バーチャル展示室をオープンしました。美術館が収蔵する200点以上の作品から、45点をオンラインで楽しめます。
「新見美術館バーチャル展示室」とは
「新見美術館バーチャル展示室」は、新見美術館で実際に展示・所蔵されている作品を、バーチャル空間で楽しめるコンテンツです。空間制作には、株式会社リットシティ(岡山市)が提供する、バーチャル美術館制作サービスLit VR Gallery(リットVRギャラリー)を使用しています。
バーチャル美術館制作サービス「Lit VR Gallery」を使用
Lit VR Galleryは、ネット上に24時間365日、美術品の展示ができるサービスです。美術品の展示・閲覧はもちろん、空間内を自由に散策でき、本当に美術館を訪れたような体験ができます。
3Dプラットフォームには、ゲーム開発にも利用されているものを採用しており、スマホやパソコン、タブレットなど、さまざまな端末からアクセスできるのも特徴です。専用のアプリなどは不要で、ブラウザから、誰でも簡単に、好きなタイミングでアクセスできる空間構築で、より多くの来場者を見込めます。
さらに、クラウドサービスとして、低コストでバーチャル美術館を実現できるという、提供側へのメリットもあります。
バーチャル展示の特徴
「新見美術館バーチャル展示室」には、富岡鉄斎や竹内栖鳳、横山大観の作品、計44点が展示されています。日本画をテーマとした作品が並ぶ空間は、リアルな3D空間と開放感あるデザインが特徴です。
また、アバターやBGMを組み合わせ、バーチャル空間ならではの雰囲気も演出しており、世界中のユーザーと一緒に、作品を鑑賞している気分を味わえるでしょう。
展示作品は、ミリ単位で原寸を再現しており、ズームで見ることもできます。また、学芸員による解説は、テキストだけでなく動画でも視聴可能です。テキスト解説は英語・日本語の2カ国語表示で、英語圏のユーザーも作品の世界や歴史を知りながら充実した時間を過ごせます。
日本画の名作を、オンラインで見に行こう
岡山市の新見美術館に所蔵されている日本画の数々を楽しめる「新見美術館バーチャル展示室」は、こちらからアクセスできます。リアルに再現された名画の数々を、ぜひ好きな場所から堪能してください。