印刷の歴史と技術を展示する印刷博物館(東京都文京区)が、メタバースでさまざまな所蔵品を展示しています。メタバース空間ならではの動態展示は、印刷に関する知識を楽しく深めることに貢献します。
「いんぱくメタミュージアム」とは?
「いんぱくメタミュージアム」は、高精細3Dモデルで、印刷博物館の所蔵品を再現した仮想空間です。印刷博物館には、現存する世界最古の印刷物といわれている「百万塔陀羅尼」をはじめ、さまざまな印刷物や道具、機械などおよそ7万点のコレクションがあり、このうち、300点が展示されています。
第1弾としてメタバースに展示されているのは、「駿河版銅活字」を中心とした展示物です。メタバースオリジナルのキャラクター「するどー」が、館内や展示物を案内してくれます。
ARやアバターを使って所蔵品を楽しめる
メタバースでは、高精細マイクロフォトグラメトリ技術を使い、精細な写真から3DCGを生成しています。また、AR技術を使い、貴重な資料を手に取るような感覚で見ることも可能です。
メタバース内ではアバターを介して鑑賞やコミュニケーションを楽しめますが、アバターで展示物に座ってみるなど、現実世界ではできないアクションができるのも、「いんぱくメタミュージアム」の魅力だといえます。
限定イベントの開催も
「いんぱくメタミュージアム」では、空間内での講演会や、スタッフによるミュージアムツアーを計画しています。また、ミュージアムショップと連動したキャンペーンイベントなど、仮想空間にしかないイベントも、今後随時開催予定です。
公式サイトによると、今後さらなるコンテンツの拡大も計画しているとのことですので、今後の情報にも注目しましょう。
メタパをダウンロードして遊びに行こう!
「いんぱくメタミュージアム」は、メタバースプラットフォーム「メタパ」内にあります。ストアが集まる広場「メタパーク」から見える、大きな金色の像が目印です。
メタパは、仮想空間内でのショッピングや散策を楽しめ、鑑賞できるメタバースショッピングモールですので、「いんぱくメタミュージアム」とともに、いろいろな店舗を見てまわるのもよいでしょう。ぜひアプリをダウンロードして、遊びに行ってみてください。