イギリスのウェールズ政府観光局は、2024年5月13日にオリジナルのバーチャル空間を公開しました。「Wales Metaverse」では観光情報の収集が可能で、仮想空間を活用した各地からの観光客誘致を目指します。
公開された「Wales Metaverse」
「Wales Metaverse」は、ウェールズ政府観光局が公開した、公式のバーチャル空間です。空間内では同国のお城や円形劇場などを再現しており、世界中に観光情報を発信します。
ウェールズ観光担当大臣によると、「Wales Metaverse」は、世界中の人にウェールズに興味を持ってもらうことを目的としています。デジタル技術を活用し、観光産業を促進する新たな方法として、政府も期待を高めているようです。
プラットフォームは「Spatial」を採用
バーチャル空間は、メタバースプラットフォーム「Spatial」に公開されています。「Spatial」は、パソコンやスマホのWebブラウザ、そしてMetaQuestシリーズからアクセス可能なメタバースで、専用アプリなどのダウンロードは不要です。
海外のコンテンツは、手順がわかりにくい、信頼性に欠けるなどの理由から、アプリダウンロードや会員登録に抵抗があるという人も少なくありません。こうした不安もなく、幅広いコンテンツの提供実績がある「Spatial」なら、誰もが安心してメタバースを楽しめるのではないでしょうか。
仮想空間の活用で観光客の誘致を目指す
「Wales Metaverse」には、ウェールズ政府観光局が提供する宿泊先やイベントに関する情報が掲載されており、旅行前の情報収集などに利用可能です。また、実際にウェールズを訪れる場合の旅行プランを、「クエスト」を通じて体験できる、メタバースならではの要素も盛り込まれています。
日本語には対応していませんが、英語がわからなくても空間内を自由に散策し、美しい景色を堪能できるので、ぜひこちらからアクセスしてみてください。
ブラウザから体験しよう
ウェールズ政府観光局が制作・公開した「Wales Metaverse」では、仮想空間でイギリスの美しいお城や景色を体験できます。ウェールズに旅行予定の人はもちろん、「イギリスに行ってみたい」「いろいろなメタバースに触れたい」という人も、魅力的な体験をお楽しみください。