TOPPAN株式会社（東京都文京区）が、新たに自治体向けメタバースサービスの提供を開始しました。3つの特長を持つ「メタパ® for 自治体」は、自治体のメタバース活用にどのように貢献するのでしょうか。
新サービス「メタパ® for 自治体」
「メタパ® for 自治体」は、既存サービス「メタパ®」をベースにしたサービスです。「メタパ®」は、仮想空間上に複数の店舗・施設を集約したメタバースモールで、スマホやパソコンから気軽に体験できるメタバースを提供します。
「メタパ® for 自治体」は、自治体の利用に特化した機能を実装したサービスで、「メタパ®」の操作性・セキュリティ性の高さに加え、メタバースに関する知識があまりない自治体職員でも、簡単にメタバースを管理できるような機能を備えています。
「メタパ® for 自治体」の特長
「メタパ® for 自治体」の特長は、以下の3点です。
- コンテンツ更新やアバター生成が簡単：自治体が管理者となり、管理画面から簡単にコンテンツ更新が可能。イベント告知や災害情報、行政サービスの案内など、タイムリーな発信を手軽に行える。また、オリジナルアバターの生成もでき、自治体の首長やキャラクターなどをメタバースに再現できる。
- AI窓口機能：生成AIを活用したスタッフを空間内に配置し、問い合わせに自動回答させられる。AI窓口の設置により、24時間体制での住民のサポートを実現。
- ログの取得が可能：テキストや音声チャットのログの取得・保存が可能。自治体がこれらを市民サービス向上に活用すれば、職員の業務効率化に加え、透明性の高いサービスの実現で、住民が安心して利用できる環境を提供できる。
構築したメタバースでは、オンラインセミナーやイベントなどを開催でき、地域内はもちろん、地域外の人に自治体の魅力を発信する場としても重宝します。
サービス提供による今後の目標
「メタパ® for 自治体」の提供により、TOPPANはより多くの自治体のメタバース導入を促進・支援します。今後は住民のアカウント登録や管理ができる役所の窓口・電子申請業務もメタバースで行えるようにするため、さらなるセキュリティ強化を行います。
さらに、防災訓練の体験機能の実装などで、リアルでの取り組みをより多くの人に知ってもらえるようなメタバースの実現を目指します。
魅力的な自治体メタバースの登場に期待
TOPPANの自治体向けサービス「メタパ® for 自治体」で、行政サービスの向上や、地域の魅力発信が期待できるよりよいメタバースは増加するのでしょうか。今後の導入事例にも注目していきましょう。
