英語やプログラミング、ダンスなど、一昔前にはなかった新たな授業が続々と登場しているなか、デジタルも教育にどんどん進出しています。デジタル教科書やVR/ARは国語・算数・理科・社会だけでなく、英語学習にも活用が可能です。
今回は、英語学習へのデジタルの導入事例を見ていきましょう。
低年齢からスタートしている英語学習
中学校からは主要5教科に入る英語ですが、小学校での授業は2002年以降、「多少触れるのみ」といった形で導入されていました。これまで授業はあっても、成績が出されることはなかった英語ですが、2020年度から「外国語」という1つの教科として必修化されています。
英語が教科としてカウントをされるのは小学校5・6年生です。3.4年生は「外国語活動」というカリキュラムとして定期的に授業が行われます。
導入当初は月に数回英語の番組を見る、外国人の講師とコミュニケーションを取るといった形だった英語学習も、小学校から本格的に指導されるということで、幼児期から英会話教室に通う子供も少なくありません。
英語におけるデジタル教科書の活用事例
そんな英語にデジタル教科書を応用する方法には、どのようなものがあるのでしょうか。
- 「聞いてみよう」などの音声をすぐに再生できる
- マーカーや解説で構文などが一目でわかる
- 自身の音声を録音し、発音のチェックなどができる
英語学習において大切なことの1つが「リスニング力」です。紙の教科書には再生機能がありませんが、デジタルなら好きなタイミングでネイティブの音声を再生することができます。また、自身の発音を録音して聞いたり、先生に提出してチェックしてもらったりすることも可能です。
英語におけるVR/ARの導入事例
VR/ARを英語学習に活かす方法を見てみましょう。
- VRで英語を使う状況を体験し、実践的な会話力を身に着ける
- 教科書に出てくるシチュエーションを、3D動画で見て学ぶ
- 単語の意味や発音、用法を3Dの世界で学ぶ
英語を使う場面に入り込む疑似体験を通し、より実践に近い形で会話を楽しむことができます。また、教科書に出てくる会話はCDなどで聞くケースが多いですが、3D映像で再現されることにより、目の前で会話が繰り広げられているような気分を味わうこともできるでしょう。
単語・構文などの学習にもVRは有効ですが、スペルを記憶し、定着させたりするのにはやはり手で何度も書くことが求められます。デジタルを活用しつつ、アナログな学習も織り交ぜていくことで、より効率よく英語力アップを見込めるのではないでしょうか。
メタツアーズの教育向けコンテンツでさまざまな力を身に着けよう
メタツアーズの教育機関向けコンテンツでも、VRを活用した疑似体験や人間力を身に着ける学習が可能です。環境やジェンダーなど昨今注目される話題について考え、話し合いながら、ドローン操作やドローンがどういった状況で活用できるのかなどについても、同時に学ぶことができます。
メタツアーズ提供のデジタルコンテンツの講義は全50回。小・中学校はもちろん、高校でも授業に導入いただいています。VRゴーグルの貸し出しなども行っており、比較的手軽にVR教育を体験できるのでおすすめです。VRを活用した学習のきっかけ、促進などさまざまな目的に、ぜひご活用ください。
VR教育詳細はこちら