国語・算数(数学)・理科・社会、そして英語という主要な5教科にデジタル教科書やVR/ARを活用する事例をご紹介してきましたが、実はVRは実技4教科の学習にも利用することができます。
数回にわたり、学校でのVRやデジタル教科書の導入をご紹介してきましたが、最後に実技4教科への導入事例や、その他教育現場での活かし方をご紹介します。
VR/ARは実技に活かせる?
VRやARは再現性が高く、仮想現実の世界に入り込み、実際にさまざまな体験したような気持ちになれるものです。リアルに近い体験は知識吸収の向上に貢献し、学習能力のアップが期待できます。
実体験をしたような気持ちになれるVRですから、もちろん体育や技術家庭、音楽、美術などの学習にも活用が可能です。
実技4科目におけるVR/ARの導入事例
実技4教科には、どのようにVRを活かすことができるのでしょうか。
- 3D動画で専門家の解説や指導を目の前で見ているような体験ができる
- 美術作品や音楽の背景知識を3D動画と解説などで学ぶことができる
- 実習の方法を3D動画で見ることでより安全な作業を可能とする
- 資料集よりも美しくクリアな映像で芸術作品を好きな角度から鑑賞できる
- 遠隔でのコミュニケーションも可能なため、離れた場所からの実技指導が可能
VRでリアルな映像を見ることで、正しい方法で実習をしたり体を動かしたりすることができるほか、遠方にいるその世界のプロによる指導を、より現実に近い形で受けることもできます。
また、芸術作品を多角的に楽しめることは、好きなモデルを好きな角度から見ながら制作するのにも便利です。オーケストラの演奏映像や、楽器の奏法をわかりやすく解説している動画などがあれば、音楽の授業でも生演奏を鑑賞する、楽器の指導を受けるといった体験ができるでしょう。
実技4科目以外にも!教育現場でのVR導入
主要5教科や実技4教科以外にも、教育現場においてVRを導入できる場面は多々あります。たとえば、防災訓練や避難訓練も、ただアナウンスを聞いて机の下に隠れる、安全な場所へ避難するだけでは臨場感がなく緊張もしません。
しかし、VRゴーグルをかけて火災が起こった校舎のなかを避難する、不審者から身を守るといった映像を自身の視点から見ることができれば、よりリアルにもしもの場合を想定することができるでしょう。
ほかにも、育児の疑似体験ができるVR映像や特別支援級向けのトレーニング用コンテンツ、VR映像でのオープンキャンパスなど、さまざまな用途でVRは活用されています。今後も児童・生徒の効率的な学習能力アップのために、VRはさまざまな形で導入されていくことが予想されます。
メタツアーズのオンライン授業で課外授業も体験しよう
新型コロナウイルス感染症の影響で課外授業の実施がなかなかできない状況のなか、メタツアーズでは教室にいながら、クラスの仲間との課外学習や修学旅行気分を満喫できるコンテンツをご用意しています。
世界の絶景動画はわかりやすい解説付きで、ただ「その場に行った気分になれる」だけでなく、知識を深めることにも貢献します。メタツアーズ提供の教育向けコンテンツの詳細は、専用ページからチェック可能。仮想空間での非日常的な多くの体験を通し、ぜひ豊かな心を育ててください。
デジタル教科書詳細はこちら