ドローンは大きく4種類あることをご紹介しましたが、産業・商業用のドローンは幅広い用途で活用されています。
第3回、第4回の2回にわたり、ドローンのさまざまな活用事例をご紹介します。
ドローンの用途は幅広い
ドローンというと、写真や動画を撮影するイメージが強いです。しかし、実はその用途は非常に幅広く、農業や物流、測量、監視など多分野にわたります。
具体的な活用事例を見ていきましょう。
ドローン活用事例①監視
2015年、セキュリティ会社セコムでは監視用の「セコムドローン」を実用化しました。セコムドローンは敷地内に侵入した対象物をセンサーで捉え、自律飛行で接近。侵入者の顔や車のナンバープレートを撮影します。
その後2017年には、大規模な施設に対応した「巡回監視サービス」の実証実験も開始。ドローンが従来の監視システムよりもより精度の高い監視を実現してくれることが期待されています。
ドローン活用事例②農業
農業は日々の生育管理や農薬散布など、やることが非常に多いです。収穫量が多ければその分手間もかかりますが、ドローンが労力を削減し、収穫量を増加してくれる重要な役割を果たすといわれています。
日本の農業へのドローン活用は世界より一歩進んでおり、現状、農薬散布や生育管理、水田の地質解析などがされています。今後もドローンは農業の効率化に貢献するでしょう。
ドローン活用事例③物流
アメリカではドローン配送サービスのテスト飛行が完了していますが、日本でも近々ドローンでの荷物配送を実現できるよう改訂が進められています。ドローンでの物流はコスト削減、より迅速な配達を可能とし、配達員の負荷も軽減できるでしょう。
盗難や悪天候への対応、飛行可能時間の改善など課題もまだまだありますが、技術は着実に進化しているといえます。
ドローン活用事例④点検・整備
高所などの危険な場所では、点検や整備をするのも大変です。ドローンなら危険な場所の点検も簡単かつ安全にでき、作業効率化も期待できます。
アメリカの自動車メーカーフォード社では、工場内にある高さ40mを超える設備の点検にドローンを導入。従来足場を組んで行っていたこの作業には、およそ12時間という時間がかかっていましたが、ドローンでの点検に切り替えたところわずか12分で点検が完了したそうです。
ドローン活用事例⑤汚染検査
そもそも人が立ち入りにくい原子力発電所などでも、高所と同様にドローンが安全な作業を実現してくれます。放射能は人体に影響を与える可能性があるため、ドローンを用いることでその危険性を軽減できます。
福島第一原子力発電所の事故の際には、被ばくのリスクがありながらも人間による汚染地区の調査が行われていましたが、ドローンの技術が進んだことで、検査用の器具を積んだ線量調査が徐々に実践されています。
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