日本の企業や学校で徐々に導入が進んでいるVR教育は、世界でも活用されています。語学学習や訓練、研修などを効率的に行えるVR教育は、具体的にどのような場面で活かされているのでしょうか。
今回は、世界のVR活用事例をご紹介します。
語学学習との相性抜群
VRは語学学習との相性が抜群です。仮想空間でリアルなシチュエーションを再現できるVRなら、より実践に近い環境で会話の練習ができます。
また、発音や文章構成力などをAIで測り、数値化することで、自身の語学力に足りない部分などを明確にし、その後の学習や復習を効率よく行うことも可能です。
実際、VRを使った語学学習の実証実験では、従来の学習方法で学んだグループよりもVRを用いて学習したグループのほうが効果が高いという結果が出ました。
さまざまな訓練をよりリアルに体験
防災訓練など、生死にかかわる状況の訓練は、なかなかその環境を現実に作り出すことはできません。しかし、VRを用いれば、危険な状況をリアルに再現することが可能。本当に災害や事故などが起こった場合に近い形で、訓練を実施できます。
VRを用いた訓練の効果は従来の訓練よりも高く、企業の防災訓練はもちろん、英国海軍の訓練にも本格採用に向けた試験的な導入が行われているようです。
社員研修にVRを導入
新入社員が会社に入ってきたら、社員研修を行う企業が多いですが、研修には指導人員の確保なども必要で、1人の社員を育成するのに多くのコストがかかることが問題とされていました。
VRによる社員研修は、仮想空間で現場をリアルに再現することで、効率的にスキルを習得できることはもちろん、指導人員を削減できたり、わからない部分だけ何度も同じ研修を受けることも可能。時間や金銭面など多方面においてコスト削減に貢献します。
実践的な内容をリアルに体験できることはもちろん、対面だと人員が必要で、DVDなどでは学習意欲の低下につながる座学についても、仮想空間にアバターなどで入り込むことで、興味・関心を高めながら研修に参加できるといったメリットがあります。
VR教育がもたらす効果とは?
ゲームやエンターテイメントのためのツールというイメージが強かったVRですが、学校教育や企業における人材育成など、さまざまな教育にも活用されてきています。実際、今後VRの成長が期待される分野として「教育」が挙げられており、VRによる新たな学習スタイル、コンテンツはどんどん生まれてくるでしょう。
VRはこれまで写真やビデオなどでしか見ることができなかった資料などを、360度、3Dでリアルに観察したり、実践により近い形での実習を可能としたりします。
今後の可能性が期待できるVRですが、導入のための初期コストやVR映像に酔ってしまう人がいること、まだまだ導入事例が少なくコンテンツの充実度にも欠けているといった課題も。これらの課題を解決に導くことも、VR教育の活性化につながるといえるでしょう。
VRの活用で新たな学習環境を
企業・教育現場で活用できるVRコンテンツは、私たちにこれまでにない、新たな学習環境を提供してくれます。メタツーアズでも、仮想空間で海外のさまざまなスポットにいるような体験ができる動画の提供、話題のSDGsについて楽しく学びながら、さまざまな非認知能力を鍛えられるデジタル教科書など、VRに触れながら多くの力を養える内容のコンテンツをご用意しています。
今後さらに進むVR技術やコンテンツの誕生に備え、今からVRに親しんでみませんか。ぜひホームページで、コンテンツの詳しい内容をチェックしてみてください。
メタツアーズ詳細はこちら