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VRでアスリート疑似体験!~障がい者スポーツ編~

現実にはできないさまざまな体験を可能とするVRは、さまざまな分野に活用されています。VRを用いた体験の1つが、アスリートの疑似体験です。

ゲームのなかや世界の絶景、ダイビングやジェットコースターなど、多くの体験ができるVR動画が存在しますが、そんなコンテンツの1つに障害者スポーツを疑似体験できる動画があります。

今回は、障害者スポーツを体験できるVR動画について、詳しく見ていきましょう。

障害者スポーツを疑似体験できるVR動画が登場

障害者スポーツを疑似体験できるのは、「VR short video of ParaRing 」という動画です。提供しているのは株式会社リクルートで、公式YouTubeチャンネルにて公開しています。

リクルートでは考え方の変化を意味する「パラダイムシフト」と「リング(輪)」を掛け合わせたオリジナルの「パラリング」活動の一環でVR動画を制作。動画視聴により障害者スポーツについて多くの人に知ってもらうだけでなく、ファンづくりにも貢献します。

疑似体験できるスポーツの内容は…

YouTubeで視聴できる障害者スポーツのVR動画は、以下の6種目です。

  • シッティングバレーボール
  • 車いすテニス
  • 車いすバスケットボール
  • 車いすフェンシング
  • パラ馬術
  • パラローイング

上記にダイジェスト版を含む合計7種類の動画は、スマートフォンでYouTubeを再生することで、簡単に楽しむことができます。

ちなみに、シッティングバレーボールは足などに障害のある選手が座った状態でプレーするバレーボール、車いすテニス・バスケットボール・フェンシングはその名の通り、車いすの選手による競技です。

パラ馬術は障害の程度に応じ5つのグレードが存在し、通常の馬術とは一部異なるルールが用いられます。パラローイングは肢体不自由、視覚障害などを持つ選手が行うボート競技です。

VR体験を通して何を得られる?

VRによる障害者スポーツ体験を通し、私たちは何を得られるのでしょうか。1つは、さまざまな障害者スポーツの種目を知ることができることです。名前を聞いただけではわからない競技も、実際にVR動画を見ることでどういったスポーツなのかが一目でわかります。

また、動画を通して障害者スポーツに興味を持ち、何かしらの支援をしたい、という気持ちになることができるのも、VR体験のメリットだといえるでしょう。

さらに、VR体験は障害者の視点に立ち、競技の様子をよりリアルに味わうことも可能とします。健康な身体を持つ方が急に障害を持つ、というのは不可能ですが、仮想空間で障害者と同じ目線を体験することで、障害を持つ方への理解も深まることが期待されます。

アスリート体験ができるその他のVR動画

アスリートの視点に立って競技を楽しむことができるVRは、障害者スポーツ以外にも多く存在します。たとえば陸上の短距離やハードル、キックボクシング、ボート競技、ボブスレー、ビーチバレー、フィギュアスケート、スキー・エアリアルなどです。

プロ選手の視点などから360度自由にスポーツの様子を楽しむことができるこれらの動画のなかには、ポールダンスなどのユニークな競技もあります。VR動画を通し、プロの世界に飛び込んでみたいものですね。

現実にはできないさまざまな体験を、VRで

VRは、現実にはできないことを本当に体験しているような気持ちにさせてくれます。仮想空間でのさまざまな経験を通し、知識をより深めたり、自分とは異なる環境下にいる人の気持ちを共感できたりするVRは、今後教育分野にも更なる広がりを見せていくでしょう。

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