兵庫県養父(やぶ)市と、吉本興業がコラボした「バーチャルやぶ」に、新たなコンテンツが登場しました。見どころ満点のバーチャル空間をより楽しいものにしてくれる、魅力的なコンテンツはどのようなものなのでしょうか。
今回は「バーチャルやぶ」に新たに設置された「おみくじ処」について、ご紹介します。
「バーチャルやぶ」とは
「バーチャルやぶ」は、2022年6月27日にVRChat内にオープンしたワールドです。兵庫県養父市と吉本興業が開発したもので、「地域の魅力を、エンタメの力で盛り上げていくメタバース」として公開。制作には、メタバース発のクリエイターも関わっています。
モチーフとなっている兵庫県養父市は、兵庫県北部です。人口およそ22,000人で、日本一のスズ鉱山として栄えていた明延鉱山のある町として、知っている方もいるのではないでしょうか。
名所観光やタレントとのコラボが人気
「バーチャルやぶ」では、前述の明延鉱山の坑道跡の見学をはじめ、、さまざまな観光名所を巡ります。観光には鉱山で運行されていた「一円電車」を使用し、体験者は電車に乗って観光名所を見て回れます。
また、養父市役所を再現した建物で、「バーチャル養父市」の住民になれるデジタル住民票を交付してもらったり、吉本興業のタレントとコラボしたゲームを楽しんだりすることも可能です。
「レイザーラモンRG 新春あるあるおみくじ」を設置
養父市は、養父神社や名草神社といった、歴史的な寺社が多く現存していることでも有名です。「バーチャルやぶ」にも、これらの寺社が再現されていますが、ここに「レイザーラモンRG 新春あるあるおみくじ」が引けるおみくじ処が設置されました。
一般的なおみくじとは異なり、「大吉」などの結果に加え、レイザーラモンRGさんの持ちネタの「あるある」を記載。また、「バーチャルやぶ」に存在する名所のなかから「ラッキーやぶ」というラッキースポットも提示してくれるのも特徴です。
「レイザーラモンRG 新春あるあるおみくじ」は「新春」とあるので、新春限定のイベントなのか、名前を変えて常設となるのかはまだわかっていません。できるだけ長く楽しめるスポットとして、今後も「バーチャルやぶ」を盛り上げてほしいところです。
VRで地方創生!新時代の町おこしに注目しよう
全国にはさまざまな魅力的なスポットが存在しますが、実際に足を運ぶことができる場所は限られています。VRは、自宅にいながら多くの地域を訪れることができるため、町おこしにVRを活用する地域は徐々に増えています。
今回ご紹介した「バーチャルやぶ」も、吉本興業とのコラボで魅力的な空間を実現した例だといえるでしょう。「バーチャルやぶ」で養父市のよさを知った方が実際に観光に訪れる、養父市の名産を購入するといったアクションを起こし、町がさらに盛り上がることに期待したいですね。