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NTTの新技術で「第九」を遠隔合唱!3会場・2000人が参加

年末といえばベートーヴェンの「交響曲第9番(第九)」を歌う、という風習が日本ではありますが、昨今は新型コロナウイルス感染症の影響もあり、まだ大勢が集まって歌を歌うという状況にはなっていない状況です。

そんななか、NTTの新技術を使い、「1万人の第九」に2000人が参加するということが、昨年末起こりました。今回は、3会場、2000人が遠隔で参加した「1万人の第九」に関するニュースをお届けします。

年末恒例「1万人の第九」

「1万人の第九」は、サントリーが毎年開催する年末イベントです。2022年には第40回を迎え、合唱団、動画投稿、生中継参加などで、大勢での合唱が実現しました。

コロナの影響で、過去2年は多くの人が集まる状況を避けていましたが、節目となる2022年には、3年ぶりに合唱団が大阪ホールに集合。ゲストにギタリストの布袋寅泰さんやピアニストの角野隼斗さんを迎え、大盛況のうちに終了しました。

NTTグループが技術を提供

今回の「1万人の第九」には、2000人のリモート合唱団も参加。3カ所に集まった合唱団が、リモートで第九の舞台を盛り上げました。リモートの実現に関与したのはNTTグループの3社(NTT、NTT西日本、NTT Com)です。

映像伝送技術「IWON オールフォトニクスネットワーク」を提供し、東京と大阪の3拠点でリアルタイムの遠隔合唱を実現しました。およそ700km離れた場所で歌う2000人が、同じ場所にいるような音楽イベントの実現に、最新技術で貢献したというわけです。

2000人の合唱団を合わせ、12000人以上での合唱が実現

視聴者参加型の音楽テレビ番組として、古くから愛されている「1万人の第九」。1983年のスタートから、毎年12月の第1日曜日に大阪城ホールで開催されている同番組は、著名な演奏家や人気歌手だけでなく、大勢の一般公募の合唱団が参加します。

クラシック音楽に親しむ機会を与えてくれる貴重な番組ですが、過去2年は開催規模や海外交流を縮小したり、1部を中止したりして実施されました。しかし2022年9月、久しぶりに合唱団の募集を再開。2000人を上限とし、レッスン参加者を集め、本番を迎えています。

当日はのべ12,167名が合唱に参加。迫力あるステージの様子は、大阪の毎日放送などで放映されました。

2023年もリモート参加決定!ぜひ応募しよう

コロナの影響で中止・延期や規模の縮小が余儀なくされていたさまざまなイベントが、「リモート」という新たな方法をよい形で取り入れ、徐々に再開しています。なくなっていた「当たり前」の日常のなかに新技術を導入し、今後も魅力的なイベントが開催されることに期待したいですね!

ちなみに、「1万人の第九」は2023年もリモート参加ができることが決定しています。リモート合唱団の応募は、春頃からの予定となっていますので、ぜひ応募して、年末の一大イベントを盛り上げましょう。

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