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マイクロOLED部門を「スピンアウト」Kopinが発表

アメリカのKopinが、マイクロOLED部門をスピンアウトすることがわかりました。さらに、効率化と収益性向上を視野に入れた人員削減も行われるとのことです。

今回は、Kopinとはどういった企業か、スピンアウトの詳細などをご紹介します。

マイクロディスプレイ開発企業、アメリカのKopin

Kopinは1985年に設立した、ウェアラブル技術やディスプレイ製品の開発を行う、アメリカのl企業です。独自に開発した小型フラット・パネル・ディスプレイを搭載した、ハンズフリー音声やジェスチャー機能使用の無線コンピューティング、通信システムを用い、頭部につける装置などを開発しています。

一般消費者向けの製品はもちろん、軍事利用のための製品開発にも注力しており、創業から40年近くのあいだ、これらの部門でさまざまな功績を収めてきました。

OLEDディスプレイ開発部門を分離

そんなKopinが、AR/VR向けのOLED(有機EL)ディスプレイ開発ユニットの一部を、スピンアウトすることが明らかになりました。2023年1月に発表され、今後、OLEDディスプレイ開発部門は、別事業として分離されることも分かっています。

OLEDディスプレイ開発部門は、同社の前CEO・John C. C. Fan氏が新設した、Lightning Silicon Technologyに技術ライセンスを提供。KopinはOLEDに関する知的財産のライセンスを付与し、今後はLightning Silicon Technologyが、消費者向けAR/VRデバイスに使用されるマイクロOLEDディスプレイの技術開発・製造・販売を実施していきます。

Lightning Silicon TechnologyはKopinから独立した運営となりますが、同社の株式の20%を保有するKopinは、ライセンスに関連する製品のロイヤリティの受け取りが可能です。

ちなみに、Lightning Silicon Technologyは中国に拠点を置く有機ELメーカーと、契約をしています。OLEDマイクロディスプレイを、低コストで大量に市場投入できるよう、すでに準備を進めているそうです。

収益性回復のための動きを見せるKopin

今回のスピンアウトに伴い、KopinはOLED開発に伴う人件費や開発費、運営費を削減。一方で、マイクロディスプレイ技術の防衛分野やエンタープライズ市場、付加価値の高い消費者向けアプリケーションへのサービス提供は継続していきます。

需要や収益性の高い事業の継続により、自社の収益回復を狙っていくようです。

別企業への分離は吉と出るか

マイクロOLED部門を別事業へと分離したKopin。収益性回復のためにさまざまな決断を下したようですが、この判断が吉と出るか凶と出るかは、まだわかりません。

今後もKopinの事業はもちろん、分離されたマイクロOLED部門の動向についても注目していきたいところです。

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