今回は、前回に引き続きVRやメタバースで楽しく学べるVRChatのワールドをご紹介します。数学や美術、環境問題など、幅広い分野の学習を実現してくれるワールドをピックアップしましたので、ぜひ気になるワールドがあったら遊びにいってみてください。
魔法陣で数学を学ぶ体験授業
まずご紹介するのは、「魔法学園グランヴェール」。これは、2022年開催の「バーチャルマーケット2022 Summer」で公開されたワールドです。「バーチャルマーケット2022 Summer」終了後も、会場の一部がアーカイブ公開されており、「魔法学園クランヴェール」も遊びに行けます。
ここでは魔法陣を数学の視点で解説するという授業を実施しており、たとえば数式をもとに「星形魔法陣」を書くなどの問題も出題。学んだ内容を実践できるので、より記憶に残ります。
西洋絵画の名作を鑑賞!うれしい解説つき
学習というと、受験に必要な内容を連想するかもしれませんが、VRChatでは芸術も学べます。「VR Art Museum 西洋絵画美術館」では、美しい美術館で世界の名画の鑑賞が可能です。
古典絵画から19世紀頃まで、展示されているパブリックドメインの西洋絵画はすべて原寸大。大きな絵画もありますが、専用の空間で原寸大を堪能できます。また、絵画やコーナーには解説がつけられており、ただ鑑賞するだけでなく絵画についてより深く知ることもできるでしょう。
VRツアーとゲームで環境問題を考える
日産自動車の公式ワールド「NISSAN ARIYA "Global Warming & Our Future" Tour」は、日産の電気自動車「日産アリア」の試乗体験ができるワールドです。また、「日産アリア」に乗りながら、地球温暖化について、また電気自動車のある未来について学び、環境問題について考えることもできます。
銀座からスタートするツアーは、海沿いの道や砂漠、冬の森などを経由して「北極と南極が同時にある場所」へ。実在しない空間で、北極と南極にある氷の違いを知ることができます。ツアーはさらに宇宙へ向い未来からやってきた存在」により、地球温暖化が進行した地球の未来を聞くことになるのですが、その内容はなかなか悲惨とのこと。
電気自動車体験が、環境について深く考える機会の創出に貢献することが期待できるワールドだといえます。
「VR×学び」の可能性に期待
VRやメタバースは、仮想空間・体験で、テキストでの学びにはない新たな学習機会や収穫を与えてくれます。今後も歴史や数学、芸術をはじめ、さまざまな学びの場が登場するのが楽しみですね。
メタバースニュースでも、新たなワールドの情報を随時お届けします。