内閣府の孤独・孤立対策推進室では、5月を孤独・孤立対策強化月間に定めています。令和6年5月は、取り組みの一環として特設メタバースで啓発イベントを開催中です。
孤独・孤立対策強化月間の5月
「孤独・孤立対策強化月間」は、孤独や孤立に至っても、支援を求める声を上げやすく、その声を受け止めたり、声をかけやすい社会を実現するためのものです。政府は毎年5月を「孤独・孤立対策強化月間」と位置づけ、さまざまな取り組みを行っています。
近年、社会環境やライフスタイルは急激に変化しており、人同士のつながりの希薄化は深刻です。孤独や孤立も問題視されているなか、このような月間が設けられました。
特設メタバース「ぷらっとば~す」のコンテンツ
令和6年の「孤独・孤立対策強化月間」に、政府は特設メタバース「ぷらっとば~す」を公開しました。孤独や孤立の問題を抱える当事者はもちろん、それを支える周りの人や団体も含め、誰もが気軽に立ち寄れる空間です。
公開期間中、「ぷらっとば~す」では以下のような豊富なコンテンツで、さまざまな立場の人を支える社会づくりに貢献します。
- 孤独・孤立相談窓口開設
- つながりサポーター養成講座開催
- NPO向けファンドレイジング講座開催
- 自治体やNPOなどの取り組み紹介
- 孤独・孤立対策チャットボット設置
- NPOなどの紹介動画展示
- 孤独・孤立対策強化月間ポスター展示
- クラシック演奏のライブ配信 など
5月1日より公開中のメタバースは、5月31日まで、10時~18時までオープンしています。
メタバースに期待される効果
「誰もが”ぷらっと”訪れ、同じ空間でいろいろなコンテンツに触れて、それぞれ”ぷらっと”帰っていく」ことを目的とした「ぷらっとば~す」は、メタバースに開設された空間で、自宅などから気軽にアクセスできるのが最大の特徴です。
孤独・孤立に悩む人のなかには、助けを求めたくても一歩を踏み出すのが難しい人も少なくありません。好きな場所、タイミングでアクセスでき、アバターによって匿名性も保護されるメタバースは、自身の悩みを打ち明けやすいといえます。
また、アバターを介して多くの人とコミュニケーションを取ることも可能で、孤独感の軽減も期待できるでしょう。
特設メタバースをのぞいてみよう
孤独・孤立対策強化月間である5月限定の特設メタバース「ぷらっとば~す」は、こちらから誰でも気軽にアクセスできます。ブラウザから簡単に入場できるので、悩みを抱える人はもちろん、取り組みを知りたい人ものぞいてみてください。